放任園地から「無農薬の酸い酸いみかん」

30数年前、私が22歳で就農した時、2号園(1.8ha)は他の農家のみかんの優良園地で囲まれていました。しかしみかんの価格低迷による後継者不足で、今は見る影もなく、一部境界を除いて放任園で草ぼうぼうの山野となりました。画像の園地は最後まで頑張っていたみかん園地ですが、今年の春から栽培を放棄してしまいました。わずか半年ですがご覧のようにみかんの木が一部顔を出すひどい状態です。このまま放置すると病害虫の巣となりますので、園主さんの許可を得て私が今日から伐採を始めました。20本に1本程度、実の着けた木がありますので、回りのカズラなどを取り除き、「無農薬みかん」としてお客さまにご提供させていただいています。昨年秋から肥料もやっていませんので、酸っぱさは抜群。「超酸い酸いみかん」はこの無農薬の園地から採取しています。これで我が家の2号園は完全に孤立です。