草刈に 強い味方が 現れた


 新緑のまぶしい季節、元気な土には元気な草がたくさん生えてきます。
 そこで今年から登場したのが「クサカリスト4号」君です。
 
 バリバリとものすごい勢いで、腰まで伸びた草を刈ってくれます。
 しかし、この4号はなかなか重く、傾斜ではかなりの力で踏ん張って刈る必要があり、あまり楽とは言い切れません。
 また、この機械を使える園地は全体の2割程度ですので、他の園地は草刈機(クサカリスト3号)で刈ります。
 

 この刈った草が、また有機物として土壌に帰っていっていくので、この雑草も刈った時点で益草に変わります。
 園地に草が生えているメリットとしては、
1、その草を刈った時点で有機物となり、土に還る。(草は土の養分を吸い取ってしまうが、刈る事で土にその養分が還元される。また、草の繁殖中は光合成により、空気中の二酸化炭素も固定してくれるので窒素分の補給に役立つ。)
2、微生物や小動物が生息しやすく食物連鎖の世界ができるとともに、土が軟らかくなり(ホコホコ)、根に酸素が行き届く。
3、土壌の過乾燥を防ぐ事ができる。
 
 逆にデメリットとしては、
1、樹と草が接触して実を傷つけたり、草をつたってナメクジなどが樹に登り実を傷つける。
2、草が樹を覆ってしまうほど繁殖するので、樹が光合成できない。
3、小動物などがたくさんいるため、園地に入るとマムシなどもいる場合がある。
4、だから草を刈るが、その草刈が大変。(これに尽きます。)

 これから暑い日が続き、草刈の作業も続きますが、これも美味しい果物を作るためには欠かせません。
 これからの作業には、自園地のレモンに、自園地で取れたはちみつを入れた「はちみつレモン水」が力水として欠かせません!
 
 草刈をしている傍らで、ミツバチが今年産の蜜を集めてくれています。