天敵の ゴマダラカミキリ 捕まえた
この時期に園地のあちこちで見かけるこのカミキリ虫↓
正式な名前は「ゴマダラカミキリ」といいますが、別名「天牛(てんぎゅう)」、「テッポウムシ」、「ホシカミキリ」、はたまた地元では主に「ガット」などと呼びます。
昔「ガットウルグアイラウンド」の事を、この「ガット」について話し合う会議だと思っていた人もいました。
このゴマダラカミキリですが、みかん農家の天敵なんです。
この虫は、みかんの樹の主に根元に1匹で200個以上の卵を産み、幼虫がみかんの幹や根を食べて成長するため、みかんの樹はそれが原因で衰弱してしまいます。
これはポンカンの樹ですが、ポンカンの樹の養分を吸い取って生長したゴマダラカミキリが、成虫となって外界へ出て行くために作った穴なんです↓
また、成虫は枝を鋭い口先で枝や葉を食べるので、そこからの枝先が枯れてしまったりするんです↓
ですので、このゴマダラカミキリは見つけたら即退治となります。
昔はこのゴマダラカミキリを地域で退治しようと、農協などがこの虫の頭を50個50円とかで買い取ってくれていて、子供の小遣いかせぎになっていました。