堆肥 散布の様子です。

1月には土壌の酸性を矯正するための石灰施肥が今年の土壌改良の始まりで、2月は自家製完熟堆肥の散布です。
完熟の証拠に嫌な臭いはまったくありません。

このように地面の一部に固めて置きます。一定量ですので一面に散布すると薄くなってしまい、根の環境には効果が低いのです。梅雨頃にはこの堆肥の下にはミミズが沢山発生します。

毎年堆肥を入れる場所を変えることでリン酸の吸収力の強い細かい根が地面一面に出来ます。
植物の三大栄養素である窒素やカリは水に溶けやすいので地面から深い根でも吸収可能ですが、リン酸は地面へ入ると、すぐにアルミニュウムと結合して、植物が吸収しにくくなります。上層の土壌に根を沢山生息させることは大切ですが、干ばつに会うと根が乾燥しやすいので、乾燥期の潅水とセットの作業になります。