みかん類も一部春採りの品種を残し、新年度の農作業が始まりました。

まずは、土壌改良のため「苦土石灰」の土壌散布です。

植物の三大栄養素と言えば、「N 窒素」「P リン酸」「K カリ」ですが、その他微量要素の中でも
「苦土(マグネシューム)」「石灰(カルシューム)」は木や果実の健康を保つ上で大切な要素です。
また、日本の土壌は雨が多いために、雨の中に含まれる炭酸ガスにより土壌が酸性化して
土壌中の栄養分が植物に吸収されにくくなりますので、PH調整も兼ね。

我家では毎年、商品名「フミカルン」と言う資材を園地に散布します。
風の日は飛散しやすいので、できるだけ無風の日を狙っての作業です。
画像では分かりにくいのですが、未だ散布していない園地(下半分)は
現場で見ると一目瞭然です。薄く雪が積もったようです。

この資材、品質がよく、一雨降るとすぐに土壌に吸収され効果を発揮するようです。
3月末には、三大栄養素を含む、有機合肥料を施肥します。